その痺れ、放っておくと危険かも?

原因と対処法について詳しく解説

無理な姿勢や正座を長時間していると身体が痺れてくることがあります。このような痺れは正常なものですが、とくに思い当たる節はないのに手や足が痺れているという方は要注意です。神経や血流の障害は放置しているうちにどんどん悪化していきます。最悪の場合は歩行困難になってしまうこともありますので、できるだけ初期の段階で対処しておく必要があります。 この記事では、痺れの原因や対処法について詳しく解説します。

1. 痺れの原因

痺れにはさまざまな原因がありますが、主に末梢神経に問題があったり血行が悪くなったりすることで起こります。
神経が原因の場合は、神経が酷使され続けた場合や老化などによって神経の管が細くなったり、身体の歪みによって周囲の神経が圧迫されたりすることで痺れを感じます。
血行不良が原因の場合は、筋肉が凝り固まったりして血行が悪くなることで痺れが起こります。ひどい肩こりなどの症状がある方によく見られます。
しかし、中には脳や脊髄に問題がある場合もあるので注意が必要です。

1-1. 痺れを伴う疾患

痺れを伴う疾患を紹介します。放置すると悪化するものや命に関わる重大なものもあるので、その兆候を見逃さないことが大事です。

・腰椎すべり症
脊椎がズレることで、神経が圧迫され痺れが起こります。強い痛みがあることもあります。中高年の方に多くみられる疾患です。

・椎間板ヘルニア
背骨の骨と骨の間にある椎間板が傷ついて組織が飛び出し、神経を圧迫することで起こる痺れです。首や腰の痛み、足の指の痺れという症状、坐骨神経痛と呼ばれる片足の裏側の痛みや痺れなどの症状が代表的です。

・閉塞性下肢動脈硬化症
血管が硬くなることにより、足の血流が悪くなり、足の筋肉が酸素不足になり痺れが出ます。

・糖尿病性神経症
糖尿病によって長期間高血圧状態が続くことで、運動神経・知覚系神経系が損なわれ、手足に痺れや痛みが起こります。症状を放置すると足の筋肉が萎縮し、力が入らなくなったりします。

・脳梗塞、脳出血、脳腫瘍
これらの疾患の前触れに手足の痺れの症状があります。痺れの他に呂律が回らない、口の周りのしびれなどの症状があればすぐに救急車を呼んでください。

2. 神経や血管に原因がある痺れ

神経や血管などに原因がある痺れや、坐骨神経痛の場合には大きな疾病自体は隠れていないことが多いため、前述したものに比べるとそれほど心配ないといえるでしょう。しかし、神経や血管に原因がある痺れも放っておくことはおすすめできません。最悪の場合、歩行困難など大きな症状につながる場合もあります。

2-1. 坐骨神経痛の症状

神経が原因の場合、病院などで坐骨神経痛と診断されることがあります。坐骨神経は坐骨を通り足の指まで伸びている神経で、ここに問題が生じるとお尻から足にかけての痛みや痺れが起きます。片足に症状が出る場合がほとんどですが、まれに両足に出ることもあります。

・長時間座っていると辛い
・中腰で痛みが強くなる
・歩くと足が痛くなり休むとましになる
・腰を反らす動きをすると足に痺れや痛みを感じる

このような症状が坐骨神経痛の症状の代表的なものです。

2-2. 痺れの部位

親指・人差し指・中指・薬指、その範囲の親指側の手のひらだけが痺れている場合は「手根管症候群」が疑われます。また、手の甲側が痺れている場合、「橈骨神経麻痺」が疑われ、小指と薬指の小指側半分の痺れは「肘部管症候群」と考えられます。

2-3. 歩行困難になることも?「腰部脊柱管狭窄症」

脊柱管は脊髄の通り道で、その周囲には背骨、椎間板、関節があります。歳とともに椎間板が膨らんだり、骨格が歪んでしまったりすると、この脊柱管の中を通っている神経や血管が圧迫されます。それによって坐骨神経痛が生じます。
歳だから仕方ない、と放置したくなる気持ちもわかりますが、それはおすすめできません。症状が悪化すると、安静にしているときでも痛みや痺れが生じはじます。また、神経の障害の進行により筋力が衰えはじめ、最悪の場合、歩行困難になる可能性もあるのです。腰に負荷をかけず、適度に運動することで筋力を保つことが最も効果的な予防方法になります。

3. 放置しないでご相談を!

こうした神経や血流の問題はある日突然に起こることではなく、積み重なった問題の末に起こることです。軽度の段階で体を伸ばしたり正しい姿勢をキープしたりすることで、症状は緩和されます。放置を続けることで回復はしづらくなっていきますし、痺れという症状には神経や血流の問題だけではなく脳の問題も潜んでいる可能性があります。放置だけは絶対にやめておきましょう。

4. まとめ

病院で検査したけど異常がないと言われた、座っていると痺れと痛みがある、などの悩みはぜひ「匠整骨院」にご相談ください。解説してきたように、痺れにはさまざまな要因が考えられます。それらをしっかりと見極め、適切な治療をしていかなければいけません。 まずは症状を確認し、どのように改善を促してくかを真剣に検討していきます。患者様に疑問を感じさせず、お体の負担が減らせるような施術を行っていきますので安心してお越しください。また、痺れの原因が分からなくて不安という方も気軽にお尋ねください。施術方法もさまざまですが、当院のベテランスタッフが一人一人のご希望やご要望に応じて最善の施術を進めてまいります。

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